日時:2026年4月29日(水・祝)14:30〜15:30
場所:日東タオル本店2階(黄色いビル)
登壇:刑部渉さん(中庄株式会社 ソリューションデザイン部 部長)× 鳥山貴弘(日東タオル代表・タオルの学校校長)
開校日の最後の授業は、日本橋の老舗問屋どうしの対話です。天明3年(1783年)創業の紙の専門卸商社・中庄の刑部渉さんと、1947年創業のタオル問屋・日東タオルの鳥山が、これからの生き残り方を語り合いました。時代が変わるなかで、老舗は何を変え、何を守るのか。暗い話ではなく、あかるく生き残るための考え方を、それぞれの現場から持ち寄りました。
■子どもにグチを言う父親ではいたくない
会場からの質問に答えて、刑部さんは頑張る理由を話してくださいました。刑部さんのお父様は、家で職場のグチを言ったことがなかったそうです。では自分はどうか。子どもにグチを言う父親ではいたくない。だから、もう一度頑張ってみよう。その思いから、刑部さんの仕事への向き合い方が変わっていきました。会社を変える提案をする。働き方を変える。チームづくりを意識して進める。自社だけでできないことは、他社を巻き込んで一緒にやる。
■封筒の紙は、中庄さんが選んだもの
日東フェスの手紙ワークショップでは、老舗の紙問屋・中庄さんが選んだ紙で、参加者が封筒から手づくりしました。1年後の自分へ、タオルを添えて手紙を書くワークショップです。2日間で60通の手紙をおあずかりしています。1年後、タオルと一緒に、ちゃんとお届けします。授業でもワークショップでも、中庄さんには2日間たっぷりお世話になりました。
■校長のひとこと
刑部さんが話しはじめると、つい引き込まれてしまいました。会場からの質問が、刑部さんの本音を引き出してくれたのもよかったです。話を聞きながら、私も同じようなことを考えてきたなと思いました。グチより、まず提案。私にはちょっと耳が痛い話でもありました(笑)。同じ立場で、同じことを考えている人がいる。それだけで、この授業をやった意味がありました。
老舗問屋のあかるい生き残り戦略考